ちょっとこわい絵本 『どこいったん』
4冊め。
久しぶりにご紹介する今回は、ちょっとこわーい?絵本です。
その名も「どこいったん」。
表紙
表紙はこちら。
どこか遠くを見つめているような、ぼーっとしているような、こんなくまさんが主人公です。
いまいち表情が読み取れない彼、こどもよりも、おとなの方が「怖い」と感じてしまうかもしれません。
あらすじ
主人公のくまさんは、大切な帽子をどこかに置き忘れてしまいました。
「ぼくのぼうし そこいったん?」
と森の仲間たちに聞いてまわります。
それでもなかなか見つかりません。
すると…。
今度はうさぎさんに尋ねるくまさん。
あらら、うさぎさんの頭の上、なにか乗っていますね?
知らない、と答える彼の言葉もなぜか赤文字で記されています。
しかしくまさんは気づかずに行ってしまいます。
果たして、くまさんは帽子に気づくのでしょうか?
そしてうさぎさんはどうなってしまうのでしょう…?
作者紹介
作者はジョンクラッセンさんというカナダの絵本作家です。
この「どこいったん」のほかにも「みつけてん」「ちがうねん」という帽子シリーズの作品を出版しています。
2013年にはケイト・クリーナウェイ賞とコールデット賞を受賞されています。
そしてこのちょっぴりこわい絵本を柔らかな関西弁に翻訳されたのが長谷川義史さん。
ご自身も絵本作家として活躍されている長谷川さんが描く独特のキャラクター感に注目です。
おわりに
今回は、ちょっぴり怖い絵本「どこいったん」をご紹介しました。
こどもよりもおとなの心に残るような作品です。
夏休みの1冊に、是非加えてみてくださいね。
それではまた次回もお楽しみに!
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